Pythonista3とは Pythonista3とは、iPadやiPhoneでPythonのプログラムを書いたり、実行したりすることができるiOSのアプリです。https://apps.apple.com/jp/app/pythonista-3/id1085978097 概要 本記事では、Pythonista3で書いたプログラムをアプリから直接Githubの自分のリポジトリにPushする方法を記載します。iOSのアプリケーションでは基本的にShellスクリプトを実行することができないのですが、Pythonistaのユーザが作成したstashというスクリプトを実行することでShellが擬似的に使用できるにしてGithubへのアクセスをCUIベースで行います。 手順 stashのインストール Pythonistaのアプリケーションで左にスワイプするとコマンドが表示されるので、そこで下記のコマンドを実行してstashをインストールします。 Pythonistaを再起動 インストールが完了したら、Pythonistaを一度タスクリストから削除して、再度アプリの立ち上げを行うことで再起動します。 stashをPythonのバージョン2.7で起動 アプリ内のフォルダ直下(This iPad,This iPhone)にlaunc_stash.pyというプログラムが作成されているので、そのファイルを開いて右上のRun(再生ボタンみたいなやつ)を長押しすると「Run with Python 2.7」が表示されるのでそちらを押下します。すると、unix風のコンソールに切り替わると思うのでそこでコマンドを実行可能となります。ちなみに、Pythonバージョン2.7で起動している理由は、この後で実行するGitコマンドがバージョン3.6で起動すると動作しなかったからとなります。 公開鍵を作成 Githubとの接続に必要となる公開鍵をstash上で作成します。rsaはデフォルトでは1024bitとなりますが、セキュリティを考えて2048bitを指定しています。 作成した公開鍵をGithubへ登録します。GithubのSetting->SSH keysから下記のコマンドで表示される文字列(ssh-rsa から始まる)をコピーして設定します。 Gitコマンド 下記のコマンドでGithubへのPushまでを行います。 参考 stashhttps://github.com/ywangd/stash
概要 少し前ですがMS社のVisual Studio Onlineのパブリックプレビューで利用可能となったので、実際に触ってみました。個人的に注目していた理由はiPadからコーディングするのにブラウザ経由でVSCodeで使えるのであれば少しくらいなら課金してもいいかなと思って試しました。本記事では検証のために触った際のメモを記載します。※ちなみにブログ投稿と実際の作業試した日に時差があるので画面等が古かったらごめんなさい。 手順 サインアップ 下記のページからサインアップできます。サインアップするには、MSアカウントとAzureのサブスクリプションプラン(課金設定)が必要となります。 https://visualstudio.microsoft.com/ja/services/visual-studio-online/ Visual Studio Onlineの管理画面(?)に遷移するので、Create a Billing Planを実行します。https://online.visualstudio.com/environmentsLocationは、いくつか選択することができましたがSourtheast Asiaを選択しました。 作成したLocationでCreate environmentで環境を作成します。Gitのリポジトリを指定すると環境作成時に自動でCloneされるようです。また、Instance Typeでは、StandardかPlemiumのどちらかが選択できます。Suspendするまでのidle時間もここで選択して環境を作成します。 接続 環境が作成できました。 Connectを押下すると、ブラウザからVSCode Onlineに接続できました。なお、Connectした環境は、明示的にSuspendすることもできそうです。 価格 価格は、こちらにありました。https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/visual-studio-online/課金は、アクティブの時間数と環境を保持していた時間数の2つをベースに計算されるようです。なので、例えば基本消費ユニット × 環境を保持していた時間数:2 × 730時間(約一ヶ月分)アクティブユニット × アクティブの時間数(Connectしていた時間数):125 × 100時間(1日5時間で20日間) 合計 → 7,317.28円まぁまぁいい値段になりました・・・ セルフホステッド 上記の価格表にセルフホステッドが無料と記載されていたので、こちらもどのようなものかを試してみました。https://docs.microsoft.com/ja-jp/visualstudio/online/how-to/vscode#self-hostedローカルのVS Codeのコマンドパレットで、VS Online: Register Local Environmentを実行します。環境名は、デフォルトでPC名となるのでそのままでOKのようです。 セルフホステッドだと、当然クラウドのサーバーは利用しないので課金はされないのですが自宅でサーバーを保有しているとかではない限り常時PCを立ち上げておくとかは現実的ではないので私は使用するのは断念しました。 結論 もうちょっとPrice Downしたら利用しようかなと思いました。プライベートのコーディングであれば、アクティブの時間はそれほど多くないと思うので基本料金の部分がもう少し下がれば、検討しても良いのかなと思っています。